xvpbvx 出品物

ご覧いただきありがとうございます。今回出品する品物は、写真の刀です。

銃砲刀剣類登録証番号 茨城県 第１８６２３号

種別 わきざし
長さ ４７．０センチ
反り １．４センチ
目くぎ穴 １個


元幅約４．６センチ 元重約１．３センチ
先幅約４．２センチ

刀身の重量約１２００グラム

白鞘込の重量約１７９５グラム

銘 水府巨市毛徳鄰曽孫 市毛四郎平
同 庄兵工 鍛錬作

謹而奉 明治十七甲之 五月二十三日


市毛徳鄰（二代目）の特注品の奉納刀です。大きさも特大で、このような幅広の重量がある
脇差はまず、無いと思います。普通の二尺四寸の刀より、はるかに幅広く、重さもあります。
銘文を見ますと、明治十七年五月に作られ、その上の文字「謹而奉」は、謹んで奉納（つ
つしんでほうのう）と言う意味で、銘は三名の銘があり、「水府巨市毛徳鄰曽孫」「市毛四郎平」
「同（市毛）庄兵工」とあります。
水府巨市毛徳鄰曽孫は徳鄰の二代目で、その下に市毛四郎平と市毛庄兵工とありますが、お
そらく二代徳鄰の子供だと思います。ですので、親子三人の合作刀で、大変珍しい脇差だと思い
ます。

市毛徳鄰の刀は県の文化財や市町村の博物館や資料館にありますが、親子三人の合作は無く、
大変貴重な一振りだと思います。おそらく大正期以降は作刀をしていなく、これが最後の刀だったか
もしれません。
市毛徳鄰は水戸藩主である水戸徳川に仕えた刀匠で、明治期には水戸藩は無くなりましたが、水
戸徳川家はあり、明治１７年には徳川慶喜が住んだ「戸定邸」が作られた年ですので、そのお祝い
に徳川家に奉納された刀かもしれません。
戸定邸が明治１７年４月に完成され、脇差が作られたのが明治１７年５月です。

それにしても市毛徳鄰の市毛一派の最高傑作だと思います。これだけの大きさは規格外の豪壮刀で
すので類を見ない大珍品だと思います。
登録証も地元の茨城県です。箱も付いています。初だし品ですので初公開品で、是非この機会によ
ろしくお願いいたします。
状態は錆跡や傷跡や刃こぼれがあります。刃がらみや刃切れのようなのもあり、初茎で小乱れ刃紋で
す鵜の首造りの棒樋が入り、総重量は約１．８キロの豪壮刀です。刀でもなかなかない重さで、脇差
で、ここまで重い脇差は無いかもしれません。
大珍品間違えない一品ですので、是非よろしくお願いいたします。

幕末の水戸藩の代表的刀工で水戸の新々刀期鍛冶で業が随一と称される市毛徳鄰（いちげのりちか）。
「とくりん」と呼ばれています。
水戸刀は業物一派とされ、新々刀期の名工集団とされますが、その中でも市毛徳鄰は
随一とされ、切れ味も出来も最高とされます。
元々も作刀が少なく、現存している刀が少なく、貴重な名工。
水戸刀の御刀です。水戸刀は江戸後期の頃より、水戸徳川家に仕える名工一派として有名で、
水戸藩に仕える刀工は、厳しい審査があり水戸刀はその審査を合格した名工でありますので、切れ味
の評価は絶大で、折れず、曲がらず、よく切れると言われます。


赤丸写真は、同じ長さぐらいの脇差と比較写真ですが、幅も厚さも重さも倍以上です。
比較の為に載せましたのこちらの脇指は付きません。




あとは写真と画像を見て判断下さい質問はわかる範囲でお答えしますので、入札前にお願いします。

発送はゆうパックの着払いです。

※注意事項※落札しましたら、登録のある教育委員会に名義変更届を出してください。
よろしくお願いします。




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